産経新聞 自民牙城に挑む「せんたく」

2015-03-17
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プロジェクトせんたく

■「1人区」27選挙区に11人擁立へ

 4月3日に告示される統一地方選の県議選(定数93)では、全52選挙区のうち半数以上の27選挙区が定数1の「1人区」となっている。現状の1人区38選挙区のうち最大会派自民が30議席を占めており、圧倒的な強さを誇る。この牙城を崩そうと、上田清司知事が応援団長を務める政治団体「プロジェクトせんたく」から現職3人を含む計11人が挑む構図となっている。(川畑仁志)

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 平成23年の前回、自民は1人区39選挙区に28人を擁立し、24人が議席を獲得。だが、約半数の11人は無投票当選という結果だった。民主の擁立が8選挙区にとどまるなど他党の候補擁立が進まなかったことが原因の一つとみられている。

 今回、自民は25選挙区で公認候補を擁立し、無所属1人の推薦を決めた。一方、民主は推薦を含め擁立する15人のうち1人区はゼロ。民主県連幹事長の畠山稔県議は「公明の推薦を受ける自民を真っ向勝負で破るのは厳しい。追い風のない現状では複数区に活路を見いだすしかない」と打ち明ける。

 このような状況で、「議会改革」を旗印に非自民の結集を呼びかけたのが上田知事だ。昨年末の定例会見で衆院選を振り返り、「選択肢のない選挙が、どんなに面白くないかを県民は知ったのではないか」と持論を展開。「行政のトップだが、政治家の端くれ。統一地方選ではそうならないよう努力したい」とし、2月のせんたくの設立発表では自ら候補者の応援に入る考えを示した。

 自民とせんたくメンバーの一騎打ちとなるのは7選挙区となる見込み。上田知事周辺は「自民の強さの象徴である1人区に風穴を開けることが、せんたくの存在意義を高めることになる」と話す。

 一方、自民県連幹事長の鈴木聖二県議は「県議は国が進める地方創生を後押しする立場。選挙目当てではなく、将来の道筋を有権者にしっかりと示していく」と話し、16日の統一選出陣式では「知事の庇護(ひご)を受けて戦おうとしている野合勢力」という表現でせんたくを批判した。

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 ■自民とプロジェクトせんたくの対決が見込まれる1人区

南14区桶川市▽南15区北本市▽南17区志木市▽西9区毛呂山町・越生町・鳩山町▽西11区鶴ケ島市▽東6区白岡市・宮代町▽東12区吉川市・松伏町

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