蓮田再生会議の傍聴報告!

2012-02-10
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皆様、こんにちは。インフルエンザがとても流行っているようですので、くれぐれも健康にはご注意下さい。

さて現在、市では「蓮田再生会議」が開催されております(どなたでも傍聴可)。

『蓮田再生会議』とは……、(以下、市のHPより抜粋)

「当市におきましては、蓮田市の基本方針・基本政策であります第4次総合振興計画に基づき、「四季かおる ふれあいと文化を創るまち・蓮田」を目指し、様々な施策を展開しております。

施策の推進にあたっては、市だけでなく、実際にボランティアで活動されている方や広く知識経験のある方とともに、施策の推進を図ることが大切なこととの考えの基、行政施策の推進に向けて広く意見、提案等を聞くため、「蓮田再生会議」を設置することとしました。

蓮田再生会議では、5つの部会を設け、それぞれのテーマに沿って、議論していただくこととしております。

(1)   子育て・教育部会
・保育園(中央保園)の改築、整備
・学童保育所の拡充整備
・国指定史跡黒浜貝塚の保存整備
・パルシー周辺の社会教育施設ゾーンとしての整備

(2)福祉・医療部会
・高齢者等の福祉施策の充実
・健康づくり総合施策の推進

(3)産業・環境部会
・工業団地(産業集積ゾーン)の検討、計画
・地元農産物の直売所の新設
・資源リサイクルの推進
・黒浜沼緑のトラスト第11号地の整備

(4)   街づくり部会
・都市計画道路等の検討
・公共下水道事業区域の拡大
・生活道路の改良事業

(5)   市民協働部会
・防犯組織・防災組織の拡大、充実
・市民参加、コミュニティ活動、自治活動の振興
・まちづくり基本条例の制定
・人口増加対策                       」

 今までそれぞれの部会3回ずつ開催されております。私は、今のところ(2)「福祉・医療部会」以外の会議を傍聴しています。
 メンバーは各部会ごとに10名ずつ(合計50名)。市長から直接委嘱された市民の方たちがメンバーとなっています。
 この再生会議で意見聴取したことを元にして、執行部はそれぞれの事業の基本計画案を策定し、議会に諮っていくといった流れとなっています。
 政策立案の前段階で市民より意見を聴き、実際にどのように意見が反映されて計画案となり、私たち議員に報告されるのか、その過程を知るために時間の許す限り傍聴を続けています。

 実は、この再生会議では我々議員にも知らされていないことが多く議題に上がっています。中にはそこまで具体的なプランが出来上がっていたんだ!と驚くものもあります。また、資料も詳細で、最終的には我々議員に全て提示されることにはなりますが、とても勉強になります。
 
 私が傍聴した部会の資料を全て皆様に公開したいところですが、膨大な量のため、ご勘弁をいただければと思います。興味のある事業と部会がありましたら、ぜひ傍聴をおすすめいたします(いつも傍聴者は私一人ですので、席は十分ございます)。

 さて、私が傍聴した中で気になった事業について書きたいと思います。

まず、(3)産業・環境部会の「工業団地(産業集積ゾーン)の検討、計画」。市では工業団地ゾーンとして、①黒浜・江ケ崎地区 ②貝塚地区 ③根金地区 ④平野地区 ⑤高虫地区の5カ所を候補地としております。

ご存じの方もいると思いますが、圏央道の白岡菖蒲ICの開通に伴い、白岡町ではすでに工業団地の造成が始まっております。これは蓮田が出遅れてしまったということではなく、蓮田市も122号線沿線の根金地区を県に申請しましたが、県の事業となるのはICより1.5km以内の土地ということで、3.5kmほどとなる根金地区は該当から外れてしまいました。

工業団地として整備する場合は、アクセス道路が必要不可欠です。そういった面を考慮すると、国道122号に面し白岡菖蒲ICからも近い③根金地区、そして圏央道・桶川IC(建設予定)からも近く、バイパスも整備される予定の⑤高虫地区は、整備を優先すべきところではないかと思います。特に12月議会では「高虫地区の工業団地造成に関する請願書」が提出され、全会一致で採択されました。

今後、「産業・環境部会」がどのような意見を出し、執行部がどのようにまとめるのか、見ものです。

次に、(4)「街づくり部会」の「公共下水道事業区域の拡大」についてです。現在、未整備の計画区域は①閏戸・貝塚・根金地区、②南新宿・城地区、③江ケ崎地区の3カ所です。各地区の整備試算は閏戸27億円、城14億円、江ケ崎5億円とのことです。

下水道事業費は年間で10億円ほど。その半分を受益者(既に下水道を利用している方)の負担で、残りの5億円は一般会計からの繰り入れとなっています。一般会計ですから市税が含まれます。つまり、受益していない上記3地区の住民の税からも下水道事業は賄われており、未整備地区の住民にとっては不公平となっております。

 この下水道事業も財政的に3地区全て整備を進めていくことはできません。どの地区から優先するか、この部会に求められています。

 現状では、整備費はかかるがその後の使用料収入が見込める(大規模団地が多く、工場や流通センター、病院などの施設がある)閏戸地区の整備が優先されるのではないかと思います。

 先ほどの工業地の造成には、下水道整備が不可欠とのことです。122号バイパス下に下水道幹線を引き、根金地区まで延伸させれば、途中の閏戸地区の宅地化や、工場誘致等が促進されるのではないかと思われます。蓮田市はご存じのように北と南に長く、122号線がまさに縦に貫いています。今後は122号線沿いの開発が重要となっていくものと思われます。

 次に、(5)「市民協働部会」ですが、「防犯組織・防災組織の拡大、充実」「市民参加、コミュニティ活動、自治活動の振興」が議題となっていました。
 私は、特に「まちづくり基本条例の制定」について注目しております。今後、議論がされていくので詳述は避けますが、私はこの「まちづくり基本条例(住民自治基本条例)の制定」については反対の立場です。

 鎌倉市や川崎市でも制定が取り止められたり、お隣りの久喜市でも運用がかなり制限されたりしています。当条例は議会制民主主義の否定につながり、特定の思想やイデオロギーを持った方たち、特定団体にのみ利する結果となり、善良な住民の総意を反映できない制度を生んでしまうおそれがあります。

 最後に(1)「子育て・教育部会」の「国指定史跡黒浜貝塚の保存整備」と「パルシー周辺の社会教育施設ゾーンとしての整備」についてです。簡単に言うと、縄文公園の整備と文化会館の建設についてです。

 これについては資料を添付しておきますので、ご参照下さい。

http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/1a8c96f2bb677af843c834eb0ff46f0c.pdf

 まず、黒浜貝塚(縄文公園)の整備についてですが、国の指定史跡となり整備には環境省や文化庁の制限をある程度受けますが、9割が国費によって整備されます。

 現在、90%ほどの用地買収が済んでおり、5年後までの事業完成を目指しています。具体的には竪穴式住居や集落の復元、広場(窪地)ゾーン、貝塚ゾーン、海や砂浜までも再現します。縄文の森には吊り橋も架けて、湧水を利用したアシやヨシの群落保全ゾーンと川のゾーンも設けます。公園を周回するジョギングコースや散策路なども計画されております。竪穴式住居では縄文体験として、宿泊キャンプも可能に。もちろん、バーベキューなども楽しめるようにするとのことです。

公園としてはなかなかの案ではないかと思います。が、史跡としてはもうひとひねり、ふたひねりが必要かなと思います。

これについては、執行部も市民の皆様からどんどんアイデアを募りたいと思っているはずです。せっかく国費にて整備されるのですから、蓮田の観光資源にまで育てたいものです。私も全国の事例を調べながら色々とアイデアを出していきたいと思います。全国から人を呼ぶにはどうしたらよいか、皆さんもぜひお知恵を貸して下さい。

次に、「文化会館の建設」についてです。これに関しては先行してツイッターにて発言したところ、かなりの反響を頂きました。賛否両論あり、賛成派でもパルシー併設案派と西口ビル案派と分かれています。

まず、この文化会館建設案が浮上した経緯についてお話しします。
平成17年に行われた蓮田市民意識調査(サンプル数・住民基本台帳による無作為抽出4、000/有効回答数1、993)で、

http://www.city.hasuda.saitama.jp/cityinformation/plan/plan/shimin.html/?searchterm=市民意識調査

P35以降に「市民ホールや公民館など文化施設の整備が不満」との回答が多かったと報告されています。今後特に力を入れるべきものとして、「市民ホールや公民館などの文化施設の整備」が36.6%以上と最も要望の多い項目となっています。

また、平成19年11月8日、蓮田市文化センターを作る会(発起人3名)より議会宛に要望書が提出されております

要望書
H19要望書

それらを受けて、市では平成20年2月「蓮田市民ホール等の整備に関する提言書」をまとめております。

提言書表紙
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/254a233f3e69fce17b9e291fe584877c1.pdf

提言書P1
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/e1be638bf99725c148f35eaa202947f9.pdf

提言書P2
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/cc4e7f98a817fa9eb7b1625c6dbf1ba21.pdf

提言書P3
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/517ffff09b8e922e317c7547465ffc41.pdf

提言書P4
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/1f06ef4f0699331114bb825e2ea6e26d.pdf

提言書P5
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/3161c873e5b1293ba1d6039ff708ad46.pdf

提言書P6
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/8c2f88244c1955f0eda504ab0c9512f2.pdf

提言書P7
http://www.mori-ikuma.com/wp/wp-content/uploads/2012/02/1ab4a1b9da4cf6b725e8aa59eba5b190.pdf

(添付資料参照)。

その提言書の中では、演劇やコンサートに対応できる500席程度(固定席)のホールをパルシーの敷地内及びその周辺に建設することとし、17億円ほどの総事業費は国・県からの補助金の活用と起債により調達、管理運営に関しては民間の資金を積極的に活用し、市民自身が施設の管理運営にも参画できる仕組みを構築し、運営コストの低減を図るとしています。

また、平成22年11月2日には、「市民文化活動等のための文化センターを早期に建設することに関する陳情書」が、9、415名もの署名と共に提出されております。これは蓮田市の成人の約20%にも上る署名で、市では文化会館の早期完成に向けて、具体的な取り組みの検討を始めることになります。

昨年、議会でも文化会館建設に関する調査費用を含む補正予算案が可決されております。

その調査の結果を待たなければいけませんが、私は文化会館の建設には賛成、場所も現行のパルシー併設案が良いと思っています。

パルシーの併設案が良いと思う理由は、

・       新たに用地買収が不要であるということ。ちなみに500席のホールの場合、建築面積2500㎡~3000㎡、駐車場スペースは250台分で4000㎡も必要とされます。これを駅周辺に確保するとなると大変な費用がかかります(というより土地がありません)。パルシー周辺の土地はすでに用地買収済みであり、整備のみで済む上、駐車場の共用も可能です。

・       大規模公共施設を集中させることで、人員や周辺整備(歩道や街路灯、駐輪場、屋外トイレなど)の効率性が図れること。

・       周辺は田畑などが多く、アクセス道路の整備が容易であること。

・       今後の展開によっては、さらに新たな公共施設の整備も可能であること。

もちろん、皆様がご指摘のように交通の利便性という点では非常に劣ります。それは、バスの増便・イベント時には臨時便等で対応するしかないと思います。中央公民館や西口再開発ビル内の公共施設は、一般の市民の皆様(文化団体等)が使いやすい中・小規模な多目的ホールの整備で良いのではと思います。

さて、色々書きましたが、今後も蓮田再生会議の動向を見守っていきたいと思っています。
繰り返しますが、どなたでも傍聴可能ですのでお時間が許す方はぜひ傍聴されてみてはいかがでしょうか。

添付資料

運営管理:森 伊久磨事務所 蓮田市東6-2-12 TEL.048(878)9519