9月議会一般質問!

2012-09-23
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皆様、こんにちは。今日は9月23日です。

民主党の代表選は野田首相が再選。自民党の総裁選の投票日は26日ということで、目下、安倍氏、石破氏、石原氏、町村氏、林氏の5氏で争われております。

また、先週は尖閣諸島を巡り、中国で大規模な反日デモが起こり(というより私には「反日暴動」のように思えましたが)、今は中国政府側のデモ抑制により沈静化しております。

しかし、尖閣諸島周辺の接続水域には未だ中国の監視船数隻が連日航海をしており、予断を許せない状況です。武力衝突は絶対に避けなければなりませんが、これ以上上陸は許さず、中国側に既成事実を作らせないよう、海上保安庁、場合によっては海上自衛隊による警戒活動は続けていくべきだと考えます。

さて、国内外の政治状況はきわめて不穏ですが、蓮田市政も今議会は少し不穏な空気が漂っております。

というのも、今議会で(仮称)総合文化会館の測量・設計費用約8000万円が補正予算として上程されたことによります。

この(仮称)総合文化会館は、500席の固定席、総事業費14億~20億円、維持管理費1~2億円、パルシーの西側の駐車場に建設する予定となっております。完成予定年度は平成27年度。施設の設計・運営を検討する懇話会(議員や学識経験者、文化団体、若者、市民公募から成る25名)も10月から募集、設置されることとなりました。

この総合文化会館建設について、建設場所や建設規模等の決定に際して、議員や市民向けの事前説明が不十分であるということで、一部議員や市民の間で不満や反対の動きが見られるようになっております。

確かに今回の執行部案は唐突な感も否めなくもありますが、私は、現在の執行部案に賛成の立場をとっております。中央公民館の建て替えや西口ビル内施設等の案を唱える方もおりますが、中央公民館は敷地面積や形状の問題(建物敷地わずか1000㎡で土地形状もいびつ)があります。

また、蓮田市の将来のまちづくりを考えると、さいたま栗橋線以北の開発が大きなチャンスでもあり課題でもあるので、パルシー併設の効率性や相乗効果もあわせて考慮すると現行案がふさわしいと考えております

さて、そんな荒れ模様の蓮田市議会ですが、9月21日、私は以下大きく3問の一般質問をいたしました。

1 蓮田南小学校の体育館整備について

(1)蓮田南小学校体育館の耐震化の現状と整備予定は。

2 (仮称)北部道路について

(2)(仮称)北部道路の計画と現状、今後の予定は。

3 市の行財政改革について

(1)中長期の財政収支見通し(財政ビジョン)は具体的にどのように想定しているか。また、その対応は。

(2)行政改革推進本部における第5次行政改革実施計画の実績と評価は。

(3)公共施設整備計画の中長期実施計画は。

以下、実際に議場にて一般質問をした際の原稿となります。

5番森伊久磨です。中里議長のお許しを頂きましたので、通告に従い一般質問をさせて頂きます。私が質問するのは全部で3問です。また、議長のお許しを頂き、資料を4枚議場配布させて頂きました。

まず、1問目、蓮田南小学校の体育館整備についてです。資料のNO.1をご覧頂ければと思います。

一般質問資料NO.1(市内学校施設耐震及び工事状況)

これは平成22年3月に作成されました『蓮田市建築物耐震改修促進計画』を元に、市内学校施設の耐震診断及び改修状況の最新データを加え、私の方で作り直したものです。

この表の説明を少しいたしますと、まず1番上の蓮田南中ですが、施設名・校舎、建築年が昭和54年12月、RC、つまり鉄筋コンクリート構造の4階建てで、耐震補強工事は平成21年8月に終了しているということを表しています。構造の項目にSというのがありますが、これは鉄骨造りを表しています。

また、斜線の施設は昭和56年以降の新耐震基準で建てられたものであり、耐震補強工事が不要であることを表しています。

さて、この表を見ると、一部、蓮田中と黒浜中に1階建てのプレハブ校舎が未着工のままですが、市長も再三言われているように学校の校舎に関しては全て耐震補強工事が完了しています。

また、今年度、着工中の施設は蓮田中央小学校の体育館、黒浜中の体育館、平野中の体育館、平野小の体育館の4施設。

耐震診断が既に終了済みで、今年度実施設計がなされ、平成25年度に着工予定と思われるのが、蓮田南中の体育館、蓮田北小の体育館、黒浜南小の体育館、黒浜西小の体育館と給食室の5施設。耐力度診断の結果、建て替えが必要とされているのが蓮田中の体育館で、平成26年度に着工予定とのことです。
ちなみに、国の地震防災対策措置法に伴う国庫補助は平成27年度末までとなっております。

このように見ますと、耐震補強工事もしくは建て替え工事が必要であるにも関わらず、着工の見通しが立っていないのが、蓮田南小の体育館と給食室だけです。

ご承知の通り、蓮田南小は児童数も多く、人口密度の高い地区にあり、近隣の避難所としても早急に着工をしなければならない施設です。また、建築年度も昭和41年と、蓮田中学校体育館の昭和39年に続いて二番目に古い施設です。本来ならば真っ先に耐震診断もしくは耐力度調査を行い、着工すべきだと思いますが、蓮田南小学校体育館の整備予定についてどのようになっているでしょうか。耐震診断等の現状も踏まえてお教え下さい。

続きまして2番目、(仮称)北部道路についてお伺いします。まず資料の2番をご覧下さい。

一般質問資料NO.2(北部道路について①)

蓮田市の第4次総合振興計画にも整備が計画されている北部道路は、春日部市街から白岡の山王クリニック、(実際は篠津の交差点で右折となりますが)白岡のビバホームに伸びる県道78号線(春日部菖蒲線)が、セブンイレブンとマクドナルドのある交差点をそのままの幅員でさいたま栗橋線を横切り、元荒川で遮断。橋をかけ、そのまま貝塚・根金を通り、国道122号を横切り、県道87号線(上尾久喜線)へとつながる道路のことを言います。

資料3をご覧下さい。

一般質問資料NO.3(北部道路について②)

①の県道78号線は先ほどお話した通り、白岡の篠津で右折をし、一度栗橋線に入って、圏央道白岡菖蒲ICのほうへ抜けます。この県道78号線の先、白岡西の交差点から、元荒川の橋を新設し、この図のようにせめて井沼の交差点まで接続させることで、蓮田の道路交通の利便性は格段に向上し、北部開発を進捗させる起爆剤となるのではと思われます。

と言うのも、資料2の囲みに示したように、井沼交差点に北部道路がつながれば、久喜市街に直結する県道87号、春日部市街に直結する県道78号、蓮田・岩槻市街に直結する国道122号、伊奈・北上尾に直結する県道87号、北本・鴻巣・行田市街に直結する県道77号と、また今後整備が予定されている行田蓮田線のバイパスにもダイレクトにつながり、まさに井沼の交差点が北部交通網の要衝地となり、北部開発の基点になります。

また、資料3の②、山ノ神沼の脇の市道48号線を北部道路に併せて拡幅整備すれば、③の今後建設される総合文化会館やパルシーまでの春日部や久喜、伊奈、上尾など他市からのアクセスの利便性が向上し、利用客の増加等にも繋がる可能性があります。

さらに、山ノ神沼が北部道路と市道48号線の交差点に位置するため、柴山沼のような観光スポットになることも考えられます。

ただ、一つ懸念なのは、④現在、北部道路がちょうどかかると思われる貝塚地区に介護施設の建設が予定されていることです。早急に検討を始めないと、地権者や介護施設の業者との間で問題が生じる可能性もあります。執行部に北部道路の開発のお考えがあるのであれば、対応を急ぐ必要があります。

そこで質問いたします。北部道路の計画と現状、今後の予定についてお教え下さい。

続きまして、3問目。市の行財政改革についてお伺いします。

私は3月の一般質問でプライマリーバランス(基礎的財政収支)について指摘をさせて頂きました。そして、中野市長の財政運営を「やりくり上手な、やりくりママ」と称させて頂きました。市長は「やりくりジジですが」とご謙遜されていましたが、23年度決算を見ても市税収入が落ち込む中、財政力指数、経常収支比率ともに22年度より若干悪くはなっていますが、それでも県内市平均と比べれば優秀で、23年度も相変わらずの「やりくりジジぶり」を発揮されていました。

しかし、せっかくのその優秀ぶりも、市民には正しく伝わっておらず、むしろ「財政が赤字なのに総合文化会館のような無用な箱モノを造るのはけしからん」と言う方々もおります。

確かに今回の総合文化会館の建設計画については、唐突に出てきた憾も否めなくもあり、また、性急に事を進めようとしている体も感じられます。

なぜそのように感じられるのでしょうか。

それは、財政収支見通し、それに沿った公共施設の整備計画、また施設整備のための基金積立に向けた行財政改革実施計画、この3本の計画がしっかりと関連づけられていないため、市民の皆様も将来像をイメージできずに誤った印象を持ってしまうのではないかと思っております。

そこでお伺いいたします。(1)中長期の財政収支見通し(いわゆる財政ビジョン)は、具体的にどのように想定されているでしょうか。また、その財政ビジョンに合わせて、どのような対応をされているでしょうか。

(2)行財政改革推進本部における第5次行政改革実施計画(平成23年度)の実績と評価はいかがでしたでしょうか。

(3)公共施設の中長期実施計画はどのようになっているでしょうか。

担当部長より答弁をお願いいたします。

□担当部長より答弁のまとめ

1 蓮田南小学校体育館について

 早急に体力度診断を行い、耐震化のための対策を行っていきたい。ただ、今予算で計上しなかったのは、蓮田南小は体育館と給食室に加えてプールも老朽化しており、この3施設を一体整備し、最良な形にするにはどうしたら良いかを考えていたところであり、予算計上が他施設と比べて遅れてしまった。また、建て替えに伴う費用については1/3の国の補助制度を利用。工期は1年~2年半。蓮田中も蓮田南小も工事期間中は現在の体育館を残しつつ他の場所での建設を考えているので、授業や部活、行事等に支障はきたさない。

 

2 (仮称)北部道路について

 蓮田市の第四次総合振興計画や都市計画マスタープランにも整備が予定されている北部道路は、平成四年に県議会へと請願が提出されて採択されたが、その後白岡町との合併破綻など交渉の過程において状況が変化したことで暗礁に乗り上げて今に至っている。今後、北部道路の敷設に向けて前向きに検討を始めていく。

 

3 市の行財政改革について

(1)中長期の財政収支見通し(財政ビジョン)は第4次総合振興計画では平成19年度~平成24年度、24年度~26年度の3カ年実施計画では平成22年度~平成26年度までの財政収支見通しを立てており、今年度も予算編成に反映をさせているが、行政改革実施計画には反映させてはいない。

(2)行政改革推進本部における第5次行政改革実施計画の実績と評価は、概ね達成としたのが67%ほど。第4次行政改革実施計画で33億円の総額目標額を設定したが、今回は総額設定をしていない。

(3)公共施設整備計画の中長期実施計画は特に立てていない。

資料4をご覧下さい。

一般質問資料NO.4(試案 公共施設整備計画シミュレーション)

小さい文字で恐縮なのですが、財政収支見通し、公共施設整備計画、行財政改革実施計画の3つの柱をどのようにリンクさせるべきか、先進市を参考に複合的に合わせて蓮田市なりの試案をつくってみました。(ちなみに数字については適当な数字を埋め込んであります)。

まず担当部があり、それぞれが所管する整備予定の公共施設名があります。その次に工事内容、次に総事業費、またそれぞれの施設の工事着工や基本設計等の年度があります。

表のずっと下には、その年度にかかる公共施設整備の費用の合計、またその下には、国・県からの支出金、地方債、基金取り崩しなどの財源内訳があります。また一番下には、その年度に積み立てる基金の目標額と残高が出ています。

それではこの表を使い、どのように実施していくのか。

施設整備計画のスキームは、
①各担当部局ごとに所管する公共施設整備の事業費と工程表を作成する

②当該年度で必要な費用を算出して、財政収支見通しと基金残高を照らし合わせながら、財源内訳表を作成する

③事業の整備予定を踏まえて、基金積み立の目標額を決める

④目標額を設定したら、到達できるように行財政改革推進計画に反映させて、目標の積立額を確保するよう行財政改革を推進する

こうすれば、どの施設はいつ建設の予定で費用はいくら、財源の手当はこれぐらい必要だから基金にいくら積み立てておこう、そのためには行財政改革でこのくらい削減しようというのが、明確になるのではないかと思います。今回の総合文化会館のような唐突な印象も市民に持たれないはずです。

今は一生懸命やりくりをして、財政調整基金と公共施設整備基金を増やしているのは良いのですが、どの施設をいつまでに建設するためにいくら必要としているのか分からないために、ただ無計画に余った不用額を積み立てているとも思えてしまいます。

ぜひ、これから財政収支見通しをしっかりと立てて、公共施設整備計画を策定し、それに合わせた行財政改革実施計画をつくって、蓮田にはまだまだ不足している公共施設をしっかりと整備していってもらいたいと思います。

最後に市長の考えをお聞かせ下さい。

□市長答弁

 確かに3つの計画が関連づけられておらず、計画が場当たりな印象を与えてしまっているかもしれない。議員には具体的なシミュレーションを頂いたので、今後参考にさせて頂き、検討して、公共施設をしっかりと整備していきたい。

またまた長文になってしまいました。最後までお読み頂き、誠に有り難うございました。今回の一般質問による成果は、以下の通りになります。

①南小体育館の建て替えと給食室の耐震補強工事を早急に進めるとの約束を頂いたこと

②北部道路について、白岡との交渉が暗礁に乗り上げて以降、十年近く放置されていた計画を検討して頂けるということ

③公共施設整備計画と財政収支見通し、行財政改革の3本の計画をしっかりと関連づけて、計画的な財政運営と公共施設整備を今後行って頂けるということ

運営管理:森 伊久磨後援会事務所