議案2本が否決に!

2012-12-21
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皆様、こんにちは。
昨日(12月20日)、蓮田市議会12月定例会が閉会しました。最終日はとても活発な議論が交わされ、議員になって初めて白熱した本会議を経験しました。
我が蓮田JCの大先輩、中里幸一議長の采配ぶりも見事で、さすがと思わせるものでした。
というのも、私が議員になって初めて執行部提出議案が2本も否決されて廃案、他の1本には修正案が提出されて可決というドラスティックな展開だったのです。
ちなみに、否決された議案76号の概要は「公平委員会の委員長または委員が弁護士である場合の報酬の増額」、第88号の概要は「西口駅前広場に隣接する100㎡の土地に4つのモニュメントを設置(450万円)」といったものです。
ざっと流れを説明しますと、
まず、
1 議案の上程。
2 各常任委員長の審査報告 → 各議案の委員会での採決結果を報告
 ※3委員会に各会派より議員を出しているため、通常は本会議場でも委員会の採決結果が尊重され、その通りの採決になりますが、今回は違いました!
3 各常任委員長の報告に対する質疑 → 質疑者なし
4 討論 → 討論者5名(僕も含まれます
  第76号……賛成討論1名/反対討論 2名
  第81号……反対討論2名
  第88号……反対討論2名(僕と他議員1名)
  請願第4号……賛成討論1名/反対討論1名
  ※この討論は大切です。、自分がなぜこの議案に賛成し、または反対しているかを意思表示することで、本会議で採決を決めかねている議員に自分の意見に賛同してくれるようお願いします。自分の思いの丈をぶつけるところなのです。
5 採決
  第73号より採決は可決され順調に進み、第76号になったところで反対多数で否決!議長を除いた19名中15名が反対
  第80号まで進んだところで、
  「議長!休憩動議!」という議員からの声。
  「賛成!反対!」という声があちこちから出ますが、動議の提出に賛同する者が一人でもあれば、休憩をするかどうかの動議は議場に諮られます。
  そこで、議長より「暫時休憩の動議が提出されました。休憩をすることにご異議ありませんか」
  「異議なし!」という賛成多数。
  暫時休憩され、第81号の補正予算案の修正動議が議員4名の連名により提出されました(第76号と第88号に伴う修正案。修正内容については後段で説明)。
  そこで、議長より修正動議が提出されたことの報告があり、修正動議の提案者(議員)より提出の説明。
  この修正案に対する質疑と討論が受け付けられ、1名の議員が質疑と討論を通告。
  ここで、「修正案を提出した議員」 VS   「通告をした議員」の質疑が繰り広げられました。質疑ですから3回の範囲。当然、「修正案賛成」 VS 「修正案反対」の対決です。
  普通は、「議案を提出する執行部」 VS 「議員」 という構図ですが、議員同士のディベートも迫力がありました。僕も参加したくてウズウズしてたところですが、基本は修正案提出の筆頭に記名した者が質疑に立つということらしいです。当会派からは別の議員に提出者になってもらいましたので参加機会なし、残念。
 質疑後、同議員より修正案に対する反対討論がありました。
 議案第81号補正予算案に対する修正案の採決。12対7(確認要ですが)で可決されました。
 修正案が可決されたため、議案第81号原案のうち、修正部分を除くその他の部分についての採決が行われ、全員一致で可決。
 その後、議案第82号から採決が再開されて、順調に可決。
 そして、僕が反対討論を行った第88号も、12対7で否決されました!

 最終的な採決結果。今議会で上程された議案73号から第90号並びに請願4号は、
 76号否決/81号修正動議可決/88号否決/請願不採択/他可決
 となりました。

 一時は第88号が通ってしまうのではないかとヒヤヒヤしていましたが、無事否決されてほっとしています。
 さて、議案第88号とはどのようなものか。僕の反対討論の内容と資料を下に掲載しておきました。どうぞ、ご覧下さい。

■議案第88号反対討論

「5番森伊久磨です。私は議案第88号、平成24年度蓮田都市計画事業蓮田駅西口第1種市街地再開発事業特別会計補正予算(第2号)に反対の立場から討論いたします。

本議案は西口再開発事業区域内(駅前広場の部分)に設置予定であった車站碑等のモニュメントを、東口駅前駐輪場の裏の市有地と再開発事業区域外の100㎡のJR敷地と交換をして設置するため、それに伴い西口再開発事業特別会計で予定していた事業費及び一般会計繰入金を減額して一般会計に振り替えるといった議案です。

その設置されるモニュメントですが、当初予定は站碑、鉄道唱歌碑、115系の車輪の3つでした。そこに当初予定になかったD51型蒸気機関車の直径1.4mという大型の動輪設置計画が上がり、現事業区域内には設置場所がないと判断され、今回交換取得する100㎡の土地のうち、50㎡部分に設置するというものです。

車站碑、鉄道唱歌碑に関しては蓮田にちなんでものでもあり賛成できますが、115系の車輪とD51の動輪に関しては蓮田だけに直接関係したものではなく、調べたところによるとそれほど稀少的価値のあるものでもありません。全国保存動輪リストによると、D51型の動輪が設置されているのは全国で128箇所。埼玉県内にもさいたま市JR大宮工場資料館、さいたま市鉄道博物館、さいたま市JR大宮運転区、川口市いろりの里等、中には個人宅の庭に置いてある例もあるほどです。

駅前広場に隣接する100㎡という超一等地に450万円もの予算をかけてそれらモニュメントを設置するのが市民のニーズに合致しているのでしょうか。しかも驚きなのは今回の案では残りの50㎡に関しては予定がなく、砂利敷きのままにしておくとなっております。

現在、駅西口連絡所のある建物も、来年3月、駅前広場が完成した暁にはJR側も商業利用を考え、改築等の整備を検討するのではと思われます。用地の交換取得は大賛成ですが、まずJR側と、棟は別でも一体感や統一感のある建物を建てることで調整しながら、例えば再開発ビルが完成するまで一時的に西口連絡所機能を置いておくとか、地元物産館や案内所、PRブースや公衆トイレの整備等、超一等地ならではの市民ニーズにあった有効利用を検討すべきだと考えます。

従いまして、当初の予定であった車站碑、鉄道唱歌碑は(私は115系の車輪は不要だと考えますが)、本来の西口再開発事業特別会計であまり場所をとらない形で再開発事業区域内の駅前広場に設置すべきであると考えます。本議案に賛成することは、駅前の超一等地にD51の動輪などの4つのモニュメントを設置し、残りの50㎡は砂利敷きのままにしておくということに賛成することになるため、私は本議案には到底賛成できず、反対をいたします。

議員の皆様のご理解、ご賛同をよろしくお願い申し上げます」

ちなみに、当100㎡の土地は一見狭そうに見えますが(大抵敷地は更地の場合、狭く見えるもの。軒上げすると大きくなるものなのです)、用途地域は商業地域であり、
「建ぺい率80%、容積率400%!」。
つまり、100㎡の土地ですから建物面積80㎡、延べ床面積400㎡(5階建て)もの建物が建てられるのです!

関連資料

①4つのモニュメント

②モニュメント配置案

③モニュメント設置場所

運営管理:森 伊久磨事務所 蓮田市東6-2-12 TEL.048(878)9519